2008-48 [携帯より。]
もう少しむこうの空の下へ
椎名誠
講談社文庫 260ページ
山と海のどちらが好きだろうか。山は心を穏やかにしてくれる。海は心を沸き立たせてくれる。海も山もない、つまらない土地で育ったため、両方に憧れる。
2008-48 [携帯より。]
ニッポンありゃまあお祭り紀行
椎名誠
カラット 301ページ
椎名誠写真展にて購入。昔読んだ本の読み返しや、古本屋での購入が多いので、最新作を読むのは久しぶり。いやいや、昔の本から感じるパワーと変わっていなくて驚く。
写真展は、写真もさることながら初めて見る直筆や、ゆかりの人々作成のお面を楽しみ、六本木で迷子になったことを差し引いても満足。
2008-47 [携帯より。]
ハーケンと夏みかん
椎名誠
集英社文庫 209ページ
山に登りたいと思わなくもない。景色や達成感や、いろいろいいことがあるのだろうけど、敷居が高いというか何というか、実行に移す気配は今のところない。しかし、あっという間に歳をとるのだ、攻めねば!
2008-46 [携帯より。]
長く素晴らしく憂鬱な一日
椎名誠
BRUTUS BOOKS 197ページ
電車の遅延が続いた。天候の影響だから仕方ないのだが、その際の対応にイライラすることもしばしば。なんかの故障とか事故で電車が止まってしまったときはさらに。止まってしまった電車内での読書は気が乱れて本に入り込めないことが多い。
2008-45 [携帯より。]
菜の花物語
椎名誠
集英社文庫 281ページ
通勤電車内で勉強している人がいるという。思えば、あまり行っていなかった大学が遠く、レポートからテスト勉強まですべて電車内だけで済ませていた。資格でもなんでも、やってみようかしら。本を読むのも楽しいのだけれど。
2008-43~44 [携帯より。]
銀座のカラス
椎名誠
新潮文庫
上 435ページ
下 439ページ
一度読み始めると、結局三部作をみんな読んでしまう。我が家ではなぜか「新橋~」が頻繁に行方不明になる。今回も出会うまでちょっとタイヘンだった。
車内雑考(8)。 [携帯より。]
帰りの電車に乗り、いつものように空いた電車のボックスシートに一人で座った。と、向かい側に大学生くらいの男女が。空いた電車でボックスシートの向かい側に人が座ることはあまりないのでちょっと動揺したが、それはまぁ問題ない。
しかし、この方々のバカ加減が一級品で感動した。見た目は生粋の田舎もんだし、これから述べる言動にも悪気が感じられないので、アタマに来たというより純粋にすごいなぁと思ってしまったのである。
座るなり人の目の前でいちゃいちゃしてるんだけど、彼が若ゴリラみたいなもんだから、どうも「動物奇想天外」みたい。で、やおら本を取り出して二人して盛り上がる。その本が何だか噂(?)の真偽を検証する、みたいな内容らしく、「AVは本当にやってるかどうか」とか、「ジャニーズがどうしたこうした」とか、どうして今ここで盛り上がるんだ?しまいには本の中に「富士急ハイランドが〜」というネタがあったらしく、噂の真偽そっちのけで…、
♀ 富士急ハイランドって何県?新潟?
♂ 知らねぇ、富士山だから神奈川か山梨じゃね?
♀ 富士山って静岡じゃないの〜?
♂ 静岡にもあるけど、それだけじゃね〜だろ
♀ ○○ちゃんに聞いてみよ〜よ
♀ ○○ちゃ〜ん、富士山って何県?
(ホントに電話かけやがった)
♀ 違くて〜、富士急ハイランドって何県?
(急な質問だなぁ)
♀ ほら〜、山梨じゃ〜ん
(オマエ知らなかっただろ)
♀ ありがとう、今度ゴハン食べようね〜
(ゆとり教育とかそういう問題じゃないな、こりゃ)
♂ 山梨って遠いから行けないな
(次のページめくってますけど、噂はどうなりましたか?)
ほどなくその本は若ゴリラのカバンに収まり、必要以上に大きな声でバイトのシフトがどうとか話しながらそれぞれの携帯をいじる。
ウォークマンと本の威力をもってしても、今日はオレの完敗だ…。
2008-42 [携帯より。]
読書記。
新橋烏森口青春篇
椎名誠
新潮文庫 272ページ
その昔、塾のアルバイト先生をしていた頃、きっちり仕事もしたが、その数倍きっちり遊んでいた。カラオケ、ボーリング、麻雀という若者定番の健全な遊びから、意味もなくクルマを走らせたり、なぜかこども時代のゲーム勝負に熱くなったり。当時は学生としてはけっこう収入があったのだが、みんな給料日前になるとピーピー言っていた。
バカ仲間がちゃんと就職して一人抜け二人抜け(それぞれ抜けるのにずいぶん時間がかかったが)、自分も正社員に近い仕事をするようになってからは、夜の授業が終わってから翌日の夕方の授業が始まるまで遊ぶとか、5夜連続徹夜麻雀とか、夜中に思いつきと雰囲気だけで小旅行に行くとかいうことはなくなった。
そして僕はその後、その塾の正社員となり、教室長となり、会社を辞めた。今はすっかりカタギのお仕事をしているのだが、果たして勝ったのか、負けたのか。
2008-40〜41 [携帯より。]
読書記。
哀愁の町に霧が降るのだ
椎名誠
新潮文庫
上 371ページ
下 362ページ
何かど〜んと勝負したいなと思いつつ、そのバワーもなく平凡な日々を送る。しかし、まだこれからでも勝負できるのかも…。